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管理業務主任者 合格発表2019

◎令和元年(2019年)度の管理業務主任者本試験 合格発表にまつわる講評です。

■ 管理業務主任者試験 合格発表がありました!(令和2年1月17日) ■
■「令和元年度管理業務主任者試験」の合格発表について!

 令和元年度の、管理業務主任者試験につきまして合格発表が行われました。合格者の方の人数は3,617人、合格率は23.2%、合格基準点は、50問中34点という結果となりました。

 令和元年度の試験につきましては、ここ2〜3年の出題傾向から大きくずれることもなく、民法及び区分所有法関連、標準管理規約関係、設備・建築基準法関連法規といった各分野につきまして細かくキチンと学習しておけば解答が導き出せたであろう印象の試験問題ではありましたので、過去問題を十分に学習してきた方にとりましては、”ある程度の”手ごたえを感じることができた試験であったかと思います。この”ある程度の”という書き方をした理由についてですが、近時の過去問題をよく解いていた場合でも高得点を取るには至らなかった、というお声が受験生の間で多かったことも事実としてありました。実際、民法についても判例知識の細かな点を問うものも含まれておりましたし、 規約関係でもコメントまで含めたボリュームのある出題範囲から正解を導き出さなければならなかった問題もありました。仕訳関係の問題の難易度も、ここのところで上がっている印象です。そのような要素を含めまして、今回、34点という合格基準となりましたが、資格のハードルの高さといたしまして、この管理業務主任者試験も徐々に難関資格になってきているといえます。専門的な知識がより深めに問われる試験になっていますね。

 次年度試験の対策としましては、民法及び区分所有法の関連知識・標準管理規約関連の知識・委託契約書の知識といった柱になる科目を中心に、設備関係、適正化法関係など各科目とも、なるべく苦手科目や穴のないように知識を関連付けていくことが必要です。とにかく失点を避ける方向性で、過去問の演習を十分に行ったうえで プラスアルファの関連知識をなるべく多めに頭に入れておくイメージで学習をしておく必要があります。そのため、基本テキストに出ている項目は全部当たっておく(仕訳をしたことのない場合でも、新たに簿記の知識を身に付けてなるべく得点を稼げるように努めるなど)ようにするなどの方針で細かく 学習を積んでおくようにしましょう。確かに、以前の管理業務主任者試験では、区分所有法中心に的を絞って、苦手な項目は思い切って学習を省くなどの方法でも合格がつかめた時期もありました。近時の試験では、そのような学習法ですと合格に十分な得点が稼ぎきれません。内容的にかなり”プロフェッショナル度”の 高い試験となっておりますので、「ここは出るかも・・・」というように想定される出題範囲につきましてはとにかく貪欲に知識を高めていくということで対応していきましょう! (中神エマ)

※「令和元年度の管理業務主任者試験」の内容などの講評につきましては、「令和元年(2019年)度の管理業務主任者試験 解答番号(中神エマ宅建士らぼ調べ)と試験の科目別分析」の記事を ご覧ください。

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(中神エマ宅建士研究所 講師室)
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