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◎令和6年度(2024年度)の賃貸不動産経営管理士本試験 解答番号(中神エマ宅建士らぼ調べ)と試験の科目別分析です。
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(1)科目別分析 |
■「令和6年度賃貸不動産経営管理士試験」の内容について振り返ってみましょう!
令和6年度の「賃貸不動産経営管理士(賃管士)」の受験をされました皆さま、お疲れ様でした。
令和6年度の賃貸管理士試験ですが、国家資格化されてから4年目ということで、賃貸住宅管理業法から出題が開始するという出題の順番をはじめとして、全体的に出題項目が固まってきているという感があります。今回の試験ですが、個数問題・組合せ問題の数がそれほど多いということはないのにもかかわらず、全体的に各問題の内容の難度が上昇している傾向です。
問1の管理受託契約に関する出題はスタンダードな内容ですが、問2では「管理受託契約重要事項説明書」からの出題、また、問3では管理業法施行前と施行後の重要事項説明の取扱いが細かい点まで出題されており、一筋縄では解答できない出題です。問4・5では、契約の基礎知識や民法の委任契約(公式テキストでは4編に収載)が採り上げられており、民法の知識がこれからも問われるであろうことが推測されます。「原状回復ガイドライン」からの出題2問分は、想定内です。債権回収手続きでは、「少額訴訟」「支払督促」等、管理業者の実務の現場で必要となりそうな論点が出題されております。問13の「建築基準法」の出題項目は、頻出事項と言えます。その他、特定賃貸借契約締結前の重要事項説明につきましては、今回もガイドラインを含めた細かな規定が問われました。特定転貸借関係・不当な勧誘行為の禁止等についての出題では、やはりガイドラインの知識が不可欠です。
建物の設備や構造、定期点検などに関する出題も例年通り見られ、問15のような「結露について」の出題もありました。コンプライアンス関連の法令では、消費者契約法の出題があり、実務上重要な「特定家庭用機器再商品化法」についての出題もありました(問40)。
民法上の賃貸借契約・借地借家法関係の出題では、契約の終了や定期建物賃貸借など、例年よく出る項目からの出題がありました。以上の出題内容を踏まえまして、賃貸不動産経営管理士の試験の受験対策としては、賃貸借契約関連・管理業法関連の法令学習を中心的、基本的な柱に据えて、その合間合間に、設備関連知識の学習や、主に公式テキストでの第8編関連の学習(管理実務や不動産の知識、不動産の証券化、税金税務の知識ほか)を適宜差し込んでいく方法が、この試験の合格突破法として次年度の試験においても必須になってくるでしょう。もちろん、「金銭管理の知識(会計知識を含みます)」「賃貸不動産経営管理士の倫理憲章や業務等」についても、重要な項目になってきます。前述のとおり、全体的に試験内容の難度は上昇傾向にあります。今回の試験でも、問22や問44等は難問と言えるでしょう。
免除問題では、問47・問49が、やや解きにくい問題かと思われます。
以上によりまして、合格基準点は、昨年に比べまして、やや下がるのではないかとも思われます。
国家資格化によって人気が上昇していることもあり、
不動産関連の資格として早めの取得を目指したいところです。(中神エマ)
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(2)賃貸不動産経営管理士 解答番号速報(中神エマ宅建士らぼ調べ)
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【問 1】 1
【問 2】 1
【問 3】 3
【問 4】 3
【問 5】 2
【問 6】 4
【問 7】 4
【問 8】 3
【問 9】 1
【問 10】 2
【問 11】 1
【問 12】 3
【問 13】 2
【問 14】 4
【問 15】 3
【問 16】 4
【問 17】 1
【問 18】 2
【問 19】 2
【問 20】 1
【問 21】 4
【問 22】 3
【問 23】 1
【問 24】 4
【問 25】 4
【問 26】 2
【問 27】 1
【問 28】 2
【問 29】 4
【問 30】 3
【問 31】 3
【問 32】 4
【問 33】 3
【問 34】 4
【問 35】 3
【問 36】 4
【問 37】 4
【問 38】 2
【問 39】 1
【問 40】 3
【問 41】 4
【問 42】 2
【問 43】 2
【問 44】 1
【問 45】 3
【問 46】 4
【問 47】 4
【問 48】 2
【問 49】 4
【問 50】 4
※令和6年11月17日現在の解答速報番号です。解答は、更なる分析などによりまして、変更する場合がございます。何卒、ご了承くださいませ。(中神エマ)
<<<気になる合格ライン予想は・・・>>>
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(中神エマ宅建士研究所 講師室) |